【FX税金】確定申告が必要な人と申告方法を徹底解説

【FX税金】確定申告が必要な人と申告方法を徹底解説

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FXには税金がかかります!

こんにちは。たるです。

FXを始めたら利益が出た!という方、おめでとうございます。

FXで得た利益は先物取引に関わる雑所得等として税金がかかるので確定申告が必要になります。

『確定申告なにそれ?』って方でも問題ありません。

この記事を読んで、確定申告が必要な条件から具体的な内容まで勉強していきましょう!

FXでかかる税金って具体的に何?

FXの利益には具体的には下記の税金がかかります。

  • 所得税 15%
  • 住民税 5%
  • 復興特別所得税 0.315%

例えば利益100万円だったとすると、100万円×(15%+5%+0.315%)=203,150円が税金になります。

『高いわー』と思った方、ちょっと待ってください!

FXでかかる税金は減らせる

損益通算という言葉があります。

FXで得た利益は先物取引に関わる雑所得等でしたが、この先物取引を行うにあたり使った経費を利益から差し引くことが出来るのです。

わからない人
わからない人

・・・ん???

たる
たる

かみ砕いて説明します!

例えば、FX取引を行うために10万円のPCを購入して、FXで100万円の利益が出たとすると

(100万円-10万円)×(15%+5%+0.315%)=182,835円

損益通算前にかかる税金は203,150円から2万円ほど安くなりました。

このように損益が出ている場合は、利益から損益を差し引き税金計算ができるので覚えておいてくださいね!

たる
たる

損益通算できるのは、先物取引に関わる雑所得等のみなので注意してください!

どんな人が確定申告必要なのでしょう

FXで確定申告が必要になる条件を確認していきましょう。

まず、こんな人が確定申告必要になります。

  • 年間の給与収入が2,000万円を超える人
  • 自営業をしている人
  • 副業で年間20万円以上の収入がある人

上記のどれかに該当する場合は確定申告必要になります。

少し具体的な例を使い説明しますね!

サラリーマンだと利益20万円越えると確定申告必要

本業サラリーマンとして給与所得がある方は、先物取引関わる雑所得等(=FXの利益)が20万円を超える場合は確定申告が必要になります。

ここで気を付けてほしいのは、上記利益は経費を差し引いた後の金額が20万円を超えるか?というところです。

損益通算を忘れて計算しがちですので、忘れずにお願いします!

被扶養者だと48万円を超えると確定申告必要

被扶養者だと、48万円を超えると確定申告が必要になります。

所得金額が48万円を超えてしまうと扶養から外れてしまうため確定申告しなければいけません。

ここでの注意点は、パート・アルバイトで給与所得がある方は、その所得と先物取引に関わる雑所得を合算した際に48万円を超えるかどうか?で判断する必要があります。

個人事業主だと48万円を超えると確定申告必要

フリーランスなど個人事業主の場合は、48万円を超えると確定申告が必要になります。

基礎控除で48万円が控除されるのですが、それを超えると所得税が発生してしまうので、確定申告が必要になります。

『自分の場合はどうなるの?』と思う方はネット検索か、もしくは所轄の税務署に電話して聞いてみましょう!

所管の税務署は国税庁HPの『国税局・税務署を調べる』で確認可能

確定申告ができる期間は2/16~3/15

確定申告ができる期間は、毎年2/16~3/15の期間になります。

申告できるのは、前年の1/1~12/31までの1年間に生じた所得について申告する必要があります。

例えば、2024年2月16日~3月15日に申告する内容は、2023年1月1日~12月31日までの所得についてです。

この期間以外でも確定申告自体は出来るのですが以下のペナルティが発生します。

申告期間に遅れた場合のペナルティ

・無申告加算税 納付税額が50万円以下なら15%、50万円を超える場合は20%が追加

・延滞税 申告期限から2か月以内なら年7.3%もしくは延滞税特例基準割合+1%(’22年分は年2.4%)

     申告期限から2か月以降なら年14.6%もしくは延滞税特例基準割合+7.3%(’22年分は年8.7%)

かなり大きなペナルティになるので、しっかりと期限を守って納付しましょう!

FXの確定申告はどっち?【青色申告と白色申告】

確定申告は青色申告と白色申告がありますが、兼業トレーダーは白色で専業トレーダーは青色で申告と考えてよいです。

青色申告だと利益から最大65万円の特別控除や青色事業専従者給与で親族を雇用できたり、複式簿記による帳簿の付け替えが必要など、メリットデメリット共にあります。

自分の状況を鑑み判断してください。

FXの確定申告に必要な情報

FXの確定申告に必要な書類は下記になります。

  • 年間取引報告書
  • 給与所得の源泉徴収票
  • その他の所得の証明書

年間取引報告書

年間取引報告書(年間損益報告書)は、FX会社から発行されるもので、FX取引の年間損益状況が記載されている書類になります。FX取引の損益を計算する際に必要になります。

記載されているのは、取引日/通貨ペア/取引種類/数量/レート/価格/損益などになります。

給与所得の源泉徴収票

本業の勤務先から発行される書類で、給与所得の年間収入金額や所得控除額などが記載されています。

勤務先から毎年12月もしくは1月頃に交付されます。

その他の所得(経費)を証明する書類

FX取引以外に所得がある場合や、使用した経費の領収書なども確定申告する際に必要になるので、大切に保管しておきましょう。

例えば、下記費用は損益通算にも使えるので、経費証明できる書類は保管しておかなきゃです!

  • PCやスマホやタブレットの本体代
  • ネットなどの通信料
  • マーケット情報の購入費用
  • 机やイスなどの家具
  • 図書や書籍購入費用
  • ノートやペンなど事務用品費用
  • 事務所家賃費用
  • 税理士への相談費用

FXの確定申告資料を提出する方法【代表的な3パターン】

FXの確定申告は大きく分けて下記3パターンで提出することが出来ます。

各々の状況や処理しやすさなどに合わせて、提出方法を選んでいきましょう!

郵送で提出

確定申告書と取引記録などの添付資料を所管の税務署に郵送するパターンです。

書類作成して自分のタイミングで投函するだけなので処理自体は簡単です。

ただ、書類不足や記入漏れなどがあった場合、そのミスが発覚するのは書類が税務署に着荷してからになります。

なので運よく税務署職員の方がミス発見してくれたとして、それまでに投函~税務署内の輸送で時間を消費しまくっているので、自分が修正する時間も消費しまくっているので『投函前にしっかり確認しておけば』という後悔は半端ないです。。初回の私もそうでした。。。

なので、確定申告になれていない初心者の方にはオススメしません。

税務署に持ち込み

次に確定申告書類を税務署に持ち込むパターンです。

準備する書類自体は郵送の場合と同じですが、持参することで直接税務署の方に書類確認してもらいつつ会話もできるので、ミスがあったとして発覚が早く、しかも修正方法を教えてもらうこともできます。

いや、あなたが神かと。最高かと。

自信がない場合は、書類提出のタイミングでなくても税務署に足を運ぶことをオススメします。

ただし、デメリットは確定申告の時期になると非常に混雑するため、待ち時間がかかることです。

時間にゆとりを持てる方がベストですね。

e-tax

最後に確定申告をe-taxで申請するパターンです。

これは一番簡単でオススメです。なんてったってスマホで出来るので超お手軽です。

国税庁HPの確定申告書作成コーナーで手順に沿い資料作成していくだけなので簡単です。

e-Taxで確定申告する方法は下記も参照して下さい。

よくあるQ&A

ここからは、FXの確定申告に関してよくある質問を紹介します。

FXの確定申告は会社にバレない?

気にされる方が多く、とてもよく聞く質問だと思います。

結論、住民税を特別徴収にしていると、副収入があることが会社にバレる可能性があります。

基本的に住民税は源泉徴収方式で収入から天引きされます。

例えば給料(=総収入)が300万円に対し10万円住民税が天引きされるとします。

会社からの給料は同じ300万の私とAさんで住民税が違うと違和感ありますよね。

違和感を持った会社経理の人が調べてみると、実は私は給料以外にFX収入が300万円あったため結果として総収入600万円(=300万円×2)から算出された住民税が請求されていたことが発覚。この流れで副収入があることがバレます。

対策としては、確定申告を提出するときに普通徴収を選択することです。

普通徴収にすると各人が直接住民税を支払う形になり給料天引きされなくなるので、住民税の金額を会社経理が確認できなくなります。

確定申告しない場合のリスクって何?

納税は国民の義務なので、しっかり確定申告して納税しないといけないです。

納税しなかった場合は、脱税の罪に問われ追徴や逮捕などリスクがあります。

そうなんです。脱税になるんです。こわいですよね。

なお、税務署はFXの取引情報が把握できます。バレるからやりましょうというか、国民の義務なので正しく納税はしましょう。

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確定申告は怖くない。しっかり学んで、きっちり納めよう!

ここまで読んでくださりありがとうございます。

確定申告について理解が進んだでしょうか?

知ってしまえば確定申告も怖くないし、むしろやらないと損なので、気合い入れて確定申告していきましょう!